嵐山で人力車にのってみた その5
宝筐院を出てまた人力車にのりこみました。
ここは人力車の駐車場のようなところです。土地を借り入れているんだと思います。
こんなところにもお金がかかっているのだな、とわかります。
この台はお客さまが乗り込むときのステップで、乗り降りのとき以外は車の下にくっつけて走っています。
人力車には一台一台に名前がついていて、私たちが乗ったのは“楽々”。
左のもう一台のは“無双”といいます。
次の目的地は落柿舎です。
落柿舎は松尾芭蕉の門下生の向井去来が別荘としていた草庵の名前です。
違うところにあったそうですが荒れてしまったので去来のお墓のあったところに再建したのだそうです。
田んぼにかこまれた、かやぶき屋根のほのぼのとしたたたずまいです。
車夫さんによると落柿舎に行きたいという観光客は1年に1人くらいだそうです(!)。
まあ今回も客人の中に俳句をたしなむ方がいたのでそうしたのですが
私が一度行ってみたかったということもありました。
むかーし、子どものころ京都に観光に連れて行ってもらったのですが
母によるとこの落柿舎では観光バスから降りなかったそうです。
子どもにとっちゃ観光旅行は面白くないところだらけですもんね。
なので私も初めての訪問です。
落柿舎には40本もの柿の木があったそうですが
その柿の木を商人に一貫文で売ったその夜に台風で柿が全部落ちてしまった。
嘆く商人に去来はお金を全額返したことが、”落柿舎”の由来だそうです。
季節はちょうど柿の季節。
今の落柿舎にもたくさん柿がなっていました。
正岡子規も柿が大好物だったそうで柿と俳句は相性がいいんでしょうね(?)
中には江戸時代からあるという大きな柿の木もありました。
中庭ではご婦人方が俳句談義(?)
落柿舎には投句箱が置かれていて優秀作品はこの「落柿舎」という句集に載るんですよ~
車夫の方も投句したことがあるそうですがアカンかったらしいです。
郵送でもOKだそうですので興味がある方はぜひ挑戦してみてくださいね!
さてまた人力車にのりこみ、最終目的地の食事処に行きます。
道中、車夫さんにいろいろ質問しました。
お休みの日にはジムとかに通って体鍛えてるんですか?と聞いてみました。
すると、仕事で鍛えているのでお休みの日は図書館に行ったりして
知識のスキルアップをしているそうです。
さすが~
ますますファンになってしまいました。
二尊院を通り
だんだん坂道になってきました。
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★京都の帽子屋さん*帽子屋ポピンズ 帽子プロデューサー。
★自身が、帽子が苦手だった経歴をもつ。
★1000人以上の女性からヒアリングしてわかった、”多くの人に似合う帽子”をプロデュース。
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